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徳島の海

地理的区分によると徳島県は播磨灘、紀伊水道、太平洋の性質の異なる3海域に面しています。蒲生田岬と日御碕を結んだラインより北側が瀬戸内海で、南側が太平洋に「区分されています。

沖合には透明度が高く、紺碧の黒潮が流れ、その一部が地球の自転や黒潮の流れの変化や振動により紀伊水道を通して大阪湾や播磨灘に流れ込みます。

ここでは便宜的に播磨灘、紀伊水道、太平洋の3海域に加えて、鳴門海峡周辺の4海域について自然と水産業について簡潔に紹介します。


播磨灘

 播磨灘の北部は人口が多い阪神工業地帯に隣接し、東部は淡路島、南部は香川・徳島県に囲まれた内海です。西部は備讃瀬戸、南部は鳴門海峡を経て紀伊水道、東部は明石海峡を経て大阪湾に隣接しています。特に春から秋は比較的穏やかで、ハマチやブリなどの魚類養殖が盛んな海域です。冬季は北西の風が強く、水温も10℃以下に低下します。秋から春にかけて鳴門ワカメの養殖が盛んです。また、小型定置網、小型底びき網、刺網などの漁船漁業が盛んな海域です。


鳴門海峡

 世界3大潮流のひとつで “鳴門の渦潮”として有名な海峡で、最狭部は幅1.3km、断面はV字状で、最大水深80ⅿの複雑な地形を反映して流れも複雑で最大20km/hになる。さらに渦潮や速い潮流は深層からの栄養塩を湧昇させ、養殖と天然ワカメの良好な産地になっている。また、漁船漁業においてもマダイやブリを対象とした一本釣りが盛んな海域です。

鳴門海峡では遊漁船や隣接する内ノ海では筏などによる遊漁も盛んである。


紀伊水道

 北は淡路島、東は和歌山県、西は徳島県に囲まれ、南は太平洋に隣接する海域である。北は狭い鳴門海峡と友ヶ島水道を経てそれぞれ播磨灘と大阪湾つながり、南は太平洋に向かって大きく開いている。水深は70mより浅く,流れが速い海域では砂・礫で、遅い中央部では砂泥もしくは泥域である。和歌山側から外海系水が流入し、徳島県側から大阪湾、播磨灘由来の内海系水が南下・流出する頻度が高い。基点となる島は北部の沼島と南部の伊島である。

 水温や流れの変化に応じて、内海性から外洋性の魚類が交流する海域であるため、多種多様な魚類が生息するため、底曳網、船曳網、延縄など様々な漁業が盛んである。


太平洋

 北は蒲生田岬と日御碕を結んだライン、西は四国東岸、東は紀伊半島、および室戸岬と潮岬を結んだラインに囲まれた海域を紀伊水道外域、徳島県側を海部沿岸と呼んでいます。さらに、美波町沿岸を上灘、牟岐町と海陽町沿岸を下灘と呼んでいます。

伊島南側には水深1,300mまで落ち込んだ紀伊峡谷のほか、紀伊日高、日置、富田などの峡谷があり、深海に繋がっています。峡谷の水深300m以浅及びその周辺、特に紀伊峡谷の西側は好漁場になっています。

 黒潮が接岸し、直進していた2017年8月までは和歌山側から反時計回りの紀南分枝流が卓越していたが、黒潮の大蛇行が発生した2017年8月以降は時計回りの芸東分枝流の頻度が増加している。

 黒潮域に生息するマグロ、カツオ類が漁獲される一方、冬季には播磨灘や紀伊水道から避寒回遊する魚介類が多く漁獲される。イセエビ、アワビなどの磯根資源を対象とした刺網や採貝漁業が盛んである。


徳島では、300種以上の多種多様な魚介類が漁獲されています。その一部を紹介します。 あいご あしあかえび あわび いせえび うつぼ すじあおのり ちりめん はも ひいか ぶり(養殖) ぼーぜ まだい わかめ

徳島で行われている漁業を紹介します。 阿波釣法をベースにした繊細な漁法が発達しています。 1.小型底びき網 Small-sized trawl net 2.船びき網 Boat Seine 瀬戸内海機船船びき網、機船船びき網(パッチ網) 3.延縄漁業 Longline ハモ延縄、タチウオ延縄、サワラ延縄、赤物延縄など 4.曳縄漁業 Trawling タチウオ曳縄、ヨコワ曳縄、カツオケンケン曳縄、サワ

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